ビザスク仁木が大阪で七転八起するブログ

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大阪は敷居が高い!?【始動×デザイン思考】

先日(8月26日、27日)…といってもだいぶ時間たってしまいましたが始動 Next Innovator 2017のDay 3、4に参加してきました。

 

テーマは「多様性の中で課題を発見する」
IDEO TOKYOより野々村氏を講師に迎え、デザイン思考を用いた課題発見を体験してきました。

 

お題は
How might we create an innovative FOOD or RETAIL or MOBILITY experience in Osaka that is the most desireble and innovative in the world for foreigners?

訳すと
「我々はどのようにして、大阪で、大阪人以外に向けた世界でもっともイケてる食/小売/モビリティの体験を創造できるだろうか」
あたりでしょうか。

1.5日で以下の流れを一気に実行。

  1. デザインサーチ(フィールドワーク/拡散)大阪の街でフィールドワーク。私のチームは道頓堀のドラッグストアからドンキ、千日前経由で黒門市場まで行動や街を観察&インタビューf:id:harutoshi-niki:20170831224352j:plain
  2. 統合/意味付け(収束)
    インプットをひたすら出し続けた後、様々な要素に分類しつつ、その意味を考える。

    〜〜〜〜1日目(終了後懇親会)⇒2日目〜〜〜〜

  3. ブレスト・コンセプト製造(拡散⇒収束)
    1日目で得られたインプットから、どういう課題解決のソリューションを提供できるか考える。
  4. プロトタイプ・ストーリテリング(収束)
    ムービプロトタイプの作成。

 

具体的な事象から抽象的なコンセプトに落としつつ、抽象的なところから具体的な解決策を考える。

 

そうか、と目が開いたポイントをいくつかご紹介すると…

  • 大阪的な要素(お笑い、おばちゃん、キャラクターなど)というのは非常にハイコンテキストでわかりづらい(=敷居が高い)
    ⇒外から来たはわかりやすいところばっかりいっちゃう
    ⇒大阪人とそれ以外に断絶が起きる
  • 適切なコンセプトを作り上げるまでの問いづくりが難しい
    IDEOでも数週間考え続けるとか
  • 学びにしてもアイデアにしても一旦吐き出すこと
    ⇒日本の組織はすぐ収束させがちだそう
  • ソリューションを考えるにあたって、多様性があると捉え方は大きく変わる
    (始動的に仕方ないのですが、ソリューションを考える人間の職業にはある程度の多様性があるものの、日本人の枠を出た発想は出にくかった)
  • めっちゃエネルギーつかった
    ⇒疲れました。

他にも様々な気づきがありました。

これを始動の有志で集まって、この学びを昇華させる取組を別途計画しています。

やはりメンバーのアツさは本当に始動の一つの財産だなぁと思いますね。